JRA所属の外国人騎手、
ミルコ・デムーロとクリストフ・ルメールが
勝ちまくっていますね。
まさに勝ち星独占状態と言った状態です。
この状況になったのは2人が社台に認められた騎手にまで
登りつめた現状にあると言われています。
デムーロ騎手とルメール騎手
3月からの菜七子フィーバーで盛り上がった競馬界。
4月になり春のGⅠシーズンを迎え、更に盛り上がっていますが
日本人騎手は浮かない顔をしているようです。
原因は2人の外国人騎手。
2人で勝ち星を量産し、まさに相撲界の二の舞になっています。
GⅠの桜花賞が行われた4月10日、
ローカルの福島に去年の桜花賞騎手・岩田康誠が参戦していました。
これには競馬ファンもビックリした様子です。
4月10日は1700勝を上げた田中勝春騎手や
ケガがなければ横山典弘騎手も参戦予定となっており、
GⅠ日のローカル開催にしては珍しい豪華な顔ぶれとなりました。
田中勝春騎手や横山典弘騎手は東の美浦所属騎手なので
まだ分かりますが、西の栗東所属のGⅠ24勝の記録を持つ
岩田康誠騎手がGⅠ桜花賞で乗る馬がいないとは驚きでした。
以前では考えられない状況です。
岩田康誠騎手
外国人騎手との対戦を避けた?
岩田康誠騎手はヌーヴォレコルトの調教に乗るために
この時期は東(美浦)での活動を明言していました。
ただ本人からは
「もう一度、ゼロからスタートしようかと。
園田時代の気持ちを忘れてしまっているので
ストイックにならないと元の自分に戻れない。」
と話しているそうです。
栗東に所属する社台グループの主戦騎手の座を
M・デムーロ騎手とC・ルメール騎手に奪われたことで
この2人との対戦を避けるため、東にやってきたのでは?
とも言われています。
昨年12月の香港GⅠでヌーヴォレコルトの騎乗を
R・ムーア騎手に奪われたため、
岩田康誠騎手にとって2人の外国人騎手は
大きな驚異になっているようです。
デムーロとルメール、合わせて400勝?
昨年の岩田康誠騎手は101勝をマークして全国6位の成績でした。
しかしデムーロ騎手は実質10カ月の騎乗で118勝の3位、
ルメール騎手は実質9カ月の騎乗で112勝の4位でした。
今年は4月10日の段階でデムーロ騎手が58勝でトップ、
ルメール騎手も54勝を上げており、
かなりのハイペースで勝ち星を量産しています。
競馬関係者やファンの間では
「全盛期の武豊騎手が2人いるような状態」
と言われています。
競走馬のトレーニングセンターの関係者は
「2005年に武豊騎手がマークした212勝を超えるかはともかく、
2人合わせて400勝と数字は現実的なものになってきています。
岩田騎手に限らず、他の日本人騎手からも悲鳴が上がりますよ。」
と語っていたそうです。
またあるベテラン騎手は
「相撲界は3人、こっちは2人。まだマシなのかな(笑)」
と苦笑していたようです。
つづく