前回まで全10回に分けてまとめて来ました
「JRA獲得賞金ランキング」ですが、
賞金の安い時代だったり、ケガで引退を余儀なくされた
名馬もたくさんいます。
今回はそんな名馬を10頭ほど選んで番外編にしてみました。
パート2の今回は残りの5頭紹介しておきます。
かなり個人的な思い込みが入っているのでご了承下さいね(^^;
またJRAがグレード制を導入した1984年以前の馬については
現在のGⅠに置き換えていますのでご了承ください。
例外的に高松宮記念は時期も距離も変わったので省きますね。
番外編①はこちらをご覧ください。
JRA競走馬歴代賞金ランキング?番外編①!ランキング外だけど心に残る名馬たち!
サイレンススズカ(牡)
獲得賞金:4億5598万4千円
通算成績:9-1-0-5
現役年代:1997年-1998年
GⅠ勝利
1998年:宝塚記念
1998年に本格化して以来、5連勝目を宝塚記念、
6連勝目を毎日王冠で飾り、重賞5連勝しました。
GⅡの金鯱賞で大差勝ちや毎日王冠では
それまで無敗だったグラスワンダー、エルコンドルパサーに
快勝するなどの活躍を見せていました。
単勝1.2倍と圧倒的1番人気に支持された
1998年の天皇賞(秋)で故障を発生し、
そのまま予後不良となってしまいました。
1998年にJRA特別賞を受賞しています。
個人的にこの馬の雰囲気は異様な感じだったと思います。
エルコンドルパサー(牡)
獲得賞金:3億7607万8千円
通算成績:6-1-0-0
現役年代:1997年-1999年
GⅠ勝利
1998年:NHKマイルC、ジャパンC
1999年:サンクルー大賞(仏)
圧倒的な強さで、日本で負けたのは
毎日王冠のサイレンススズカだけです。
1998年のジャパンCを勝った後はフランスに渡り
GⅠで1勝2着2回しています。
凱旋門賞で2着になった初めての日本調教馬です。
3歳初のジャパンC制覇と凱旋門賞2着の実績が評価され
平成26年にJRA顕彰馬に選出されています。
アグネスタキオン(牡)
獲得賞金:2億2208万2千円
通算成績:4-0-0-0
現役年代:2000年-2001年
GⅠ勝利
2001年:皐月賞
デビュー3戦目で弥生賞を、4戦目で皐月賞を無敗で制しました。
しかしその後屈腱炎を発覚してしまい、
しばらく放牧されていましたが、引退が決まりました。
フジキセキと同じく「幻の3冠馬」と呼ばれている馬です。
種牡馬としてもダイワスカーレットやディープスカイなどの
GⅠを産出しており、活躍を続けています。
スティルインラブ(牝)
獲得賞金:4億3777万8千円
通算成績:5-2-1-8
現役年代:2002年-2005年
GⅠ勝利
2003年:桜花賞、オークス、秋華賞
1986年のメジロラモーヌ以来となる2頭目の牝馬3冠馬です。
しかし秋華賞を勝って以降はエリザベス女王杯の2着が最高成績でした。
完全な早熟馬だったような気がします。
ですが偉大な成績を残しておりますので
能力は相当高かったと思います。
キングカメハメハ(牡)
獲得賞金:4億2973万3千円
通算成績:7-0-1-0
現役年代:2003年-2004年
GⅠ勝利
2004年:NHKマイルC、ダービー
京成杯での3着があるだけで、その他のレースはすべて勝利しています。
NHKマイル、ダービーと変則2冠馬でもあります。
現在は種牡馬として大活躍しており、
ラブリーデイ、ドゥラメンテ、アパパネ、ロードカナロアなどの
活躍馬を多く輩出しています。
まだ15歳ということなのでこれからの産駒も期待できますね。